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大國魂神社
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例大祭(宵祭・渡御祭)

日にち
5月3日・4日
場所
大國魂神社(いわき市平菅波)
例大祭で奉納される大和舞

大國魂神社で最も重要なお祭り。大和舞・稚児舞の奉納、豊間浜までの神輿渡御(潮垢離祭)が行われます。

渡御祭の「お潮採り神事」は、福島県指定 重要無形民俗文化財です(平成二十年四月四日指定・保護団体 大國魂神社氏子会)

5月3日・4日は大國魂神社の例大祭。例大祭とは、3日の例祭・宵祭り、4日の渡御祭の総称であります。

例祭は、神社にとって一番重要なお祭りであり、全氏子による奉賛のもと祭典が執行されます。もっとも大切な「お客様」をもてなすためには、みずみずしく社殿を新たに清め、礼儀正しく、おいしい御馳走をささげ、歓迎の意・感謝のことばを申し上げます(例祭)。

一晩中おもてなしをするため、夕方には大和舞や稚児舞を奉納し、楽しい時間を過ごしていただきます(宵祭り)。

明くる日には「お客様」を自宅(氏子区域)の隅々まで御案内しますので、自宅の庭先や門口に不浄なものがないよう神経を張りつめてお出ましを待ちます。その中でも地域の中心や古例によって尊ばれてきた場所(霊地)には特別なお休みどころを設けておもてなしをします。これが御酒迎えであり、おもてなしの方法はその場所の吉例によって相違がありますが、その意味するところは「お客様」の歓待であります。

他地域のお宮とちがうところは、とくに大國魂神社の場合、氏子区域を離れ、とおく豊間浜まで出御するところにあります。その昔、豊間の浜で「お姿石」がうち上げられたとの故事により、豊間の荒潮に御身をすすがれます(潮垢離祭)。

大國魂神社の御神輿は、渡御時間・距離ともひじょうに長いという特徴があります。先導の「天狗さま」はじめ、担ぎ手の青年会の若者も、供奉役の総代さま方も長丁場の大役を担っております。

渡御祭とお潮採り神事

大國魂神社の例大祭は5月3日・4日の両日にわたって斎行されます。3日午後3時より『本殿祭(例祭)』が「石城国建置祭」と併せて執り行われます。同日6時より神楽殿にていわき市無形民俗文化財である「大國魂神社の大和舞」とともに氏子少女による「稚児舞」が奉納されます(『神楽祭』)。稚児舞は古式を伝える四人舞で大國魂神社独特の鈴・扇舞です。

翌早朝より本殿より御神体を御神輿に遷座し『渡御祭』が行われます。十数ヵ所の「御酒迎え」の祭儀をとりながら、豊間浜をめざします。豊間浜への入口である「金倉坂」において、担ぎ手の交替(大國魂神社氏子会から豊間海友会へ)が賑やかに行われ、所縁深い豊間の浜へ安着します。

海岸では祭場が設けられ、稚児舞が奉納される中『潮垢離祭(お潮採り神事)』により波濤よりいただいた「御潮」を神霊に捧げ神威の益々の発揚を祈ります。

帰途、飛地境内である国史跡「甲塚」の頂に御神輿を担ぎ上げる勇壮な場面を経て、夜遅く還幸し、本殿に安鎮して一連の祭儀が終了します。

その歴史は古く、江戸時代前期からこの形態で行われていたと推察されますが、現在、お潮採り神事を中心とした数多くの神事祭礼が「いわき大國魂神社のお潮採り神事」として福島県指定 重要無形民俗文化財に指定されています。

令和8年 渡御祭の様子

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